現在、会津地方では稲の収穫も終盤を迎えています。
当店でも先週は、新米の入荷で"むちゃくちゃ!"に忙しい状態が続いて居りました。
入荷した新米を整理したり、等級検査を受けたりと、やっと新米を販売をできる準備が整い、販売を開始しています。 今年のお米は、様々な心配の要素が多かった反面、"非常に良い出来映え"となりました。
粒がしっかりしており、且つ粘りや弾力もあり、最高品質と言える出来映えです。 今の時期は、お電話などでご注文を頂く際に、「会津産のお米は安心ですか?」「放射能は無いですか?」とご質問を頂きます。 福島県としては報道でもご承知のように、細かい地区ごとに分けて、予備検査、本検査と2段階での放射能検査を行い、その地域での安全を確保していました。 しかし理想を云えば各生産者単位で細かく検査をし、安全を担保したい処では有りますが、実施には膨大な検査数となり、地方自治体単位では無理なようです。 そこで当店では、現在生産者ごとに独自に検査機関に検査を依頼することにしました。
現在店頭で販売中の生産者については、全て検査の結果「不検出」となり、安心して召し上がっていただけることとなりました。 検査方法もより正確に検査できる「ゲルマニウム半導体スペグトロメーク」を使った、検査機関に依頼しましたので測定結果も信用して良いと思います。 被災県で有るが故に、他県産より一段と念を入れて、「品質の安全性」を高めて行かなければと感じています。 この報告書は当社HPで確認頂けるように近日中にUPの予定です。
Ishii (2011年10月25日 22:29)
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会津では台風が去って、本格的に"ひとめぼれ"の稲刈りがスタートしました。
"コシヒカリ"はこれからです。 福島県では国の指示に従い、旧市町村単位での稲刈り前の予備検査、及び稲刈り後の本検査が順次実施されています。
「福島県ホームページ」
当店で取り扱っている地域の会津米については、放射能が未検出(ND)でした。 今後は会津米を福島県産米として、安全安心な米として、また毎年食味検査で特Aランクをキープしている美味しい米として、どの様に皆様へアピールしていくかが課題になりそうです。
当店オススメの船田さんが作った23年度産"ひとめぼれ"を試食しました。
新米独特の風味あり、艶あり、香り良く、甘みや程よい粘りもあって、とても美味しいごはんでした。 是非、今年のお米をご試食してみてください。
Ishii (2011年9月30日 21:23)
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今日の会津は気温が高いのですが、雲があって太陽が隠れているので、ジリジリする暑さはありません。
雨が降るのか、湿度が高くジトッとした感じが少しあります。 福島県では一般米の稲刈り前の放射能予備検査の検査結果の公表ありました。
会津米は『ND』(未検出)でしたので、一安心。 米の色も黄金色に変わり、一般米の稲刈りが少しずつ始まりました。
本格的に始まるのは、この連休あたりからのようです。 田んぼは今まさに宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」の"オウム"の触覚の絨毯のようになっています。
そう、あれです。「その者、蒼き衣を纏い、金色の野に降り立つべし。・・・」の台詞に出てくる場面です。(昨年も同じようなことを書いていたような気がしますが・・・)
毎年この時期は、必ずと云っていいほど「ナウシカ」を思いだします。 ごはんソムリエの為の研修で習った「刈取り適期」は、「出穂後積算(注)で1000℃程度とされている」とありました。(注:積算温度は、出穂後の毎日の気温を累積加算して算出します)
黄金色に変わって丁度良さそうなので刈るのではなく、出穂後積算が1000℃程度になると、その結果、稲穂が黄金色になるので刈るそうです。(同じような意味なのでしょうが・・・) また、この刈取り時期は食味に大きく影響します。丁度良く、刈り取る事がおいしいご飯になる条件の一つなのですが、この時期は台風が多い時期だったり、秋雨が多かったりと刈るにも難しい時期でもあります。
生産者の方は全て考えて、天気予報を睨みつつ稲刈りをしていきます。刈り遅れをしないように・・・・。
会津も明日あたりから1週間程雨模様の予報なので、頭を悩ませています。
(雨が降ると稲刈りが出来ないので。) ちなみに、'ごはんソムリエ'認定試験問題にこの出穂後積算についてでました。
この設問については、バッチシの回答でした。(たぶん・・・・) ところで、実は今日のタイトルを「刈り頃」として、ここまで書いてきたのですが、ハタと気づきました。そういえば、今日は'ごはんソムリエ'の合格発表だったと。(実際ここまで書いたのは10時50分位まででした)
ブログを書くのをやめ、早々に炊飯協会HPにアクセスし合格者一覧の中に自分の番号があるかどうかを探しました。
自分の番号を見つけるまではドキドキでした。(昔経験をした、あの合格発表時のドキドキの再現です。血圧は30mmHgぐらい上がったでしょうね。心拍数はもちろん上昇です。アラフォーのドキドキは若いときに比べて体に負担になりますよね)
最初にザッと見た時には番号が無くて、血がサーッと下がる思いがしたのですが、再度よく見たらありました。 なんと『GOUKAKU』です。 その結果、タイトルを変えました。
これから、もっとお米やごはんについて勉強していきますね!!
昨日、店主が撮ってきたものです。
(朝から書き始めたブログが、1日色々あって夜にアップすることになりました)
Ishii (2011年9月17日 21:41)
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今日の会津は、まさに"秋晴れの気持ちのいい晴天!"という天気でした。
空は先週頃からグンと高くなった気がします。 今日も午前中に田んぼに行くと、思いの外に"稲の色づき"が早く進んだ気がします。
日中は暑いのですが、朝晩の気温はグッと差が付いて、秋になって来たことを肌で感じる程です。 早生品種の「ひとめぼれ」などは、既に稲刈りをしてもおかしく無い程、色付きが進んでいる気がします。 こちらでは、来週から「放射能残留検査の予備検査」がスタートします。
極早生品種は既報の通り、放射能が検出されず、ほっと一安心でした。 いよいよ、「予備検査」をして異常な数値の所が無いかどうかを調べるようです。
この「予備検査」でもしも、高い数値の場所があれば、「本検査」で更に詳細に調べる体制を取るようです。 「予備検査」で特に問題無い様でしたら、再度「本検査」にて確認し、その地区の出荷がOKと公表される予定です。 この様に放射能検査が二重に行われるため、新米の出荷は例年より少し遅くなりそうです。
Ishii (2011年9月 9日 23:14)
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先週末から雨模様の天気となり少し涼しくなりましたね。お陰で過ごしやすい毎日となっています。 今日、会津産米の早生(わせ)品種の残留放射能検査の発表が県よりありました。
結果は「検出せず」となり、少しばかり胸をなで下ろしていました。
(NHK7時のニュース等でも放映しましたので、ご覧になった方も多かったことと思います。) しかし、会津地方のお米は10月からが本番ですので、今後の検査も「検出せず」を願うばかりです。 今週の初め頃、「今、この時期に出来ることは?」と考えた結果、会津盆地内の各地点の土壌放射線量データを集める事にしました。 具体的には、入荷予定の生産者の方の水田の土を採取して放射線量を測定しておき、入荷した玄米での放射線量を測定すればどの位の割合で、玄米へ移行するかを実際に測定することが出来ると考えました。
日頃から懇意にしている同業の仲間と一緒に、水田の土のサンプルを2kgづつ数カ所集めてきました。 測定は、仲間の会社で購入した簡易測定器を使用し、計測して貰うこととなりました。
測定結果がどうなるものかは判りませんが、少なくとも今後に向けての一助となることに期待してのことです。
また測定結果の数値が思いの外低かったことに、ひとまず安心しました。 このブログでは数値を書くわけには行きませんが、店頭やお電話の際にはお答え出来るよう準備を進めて行きたいと思います。
今後も放射線検査数値のデータ等は、お客様の皆様には率直にお伝えして行きたいと思います。 水田の中で土を採取しているところ
Ishii (2011年8月25日 22:49)
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