稲の成長は、気温と大変密接な相関関係にあります。 稲に限っては(他の植物を良く知らないので)温度が蓄積されて行くように、“気温と成長”は、完璧な比例関係にあります。 今年は6月まで、大変穏やかな過ごし易い日が続いていたため、稲の成長も遅れていました。 しかし、7月となり、気温もグングンと昇り、稲の成長も進みました。 一昨日は、いつもの田んぼの稲の成長を観測する予定日でした。 測定の結果を先月末頃(6/27)から比べると、草丈の平均が39cmから52cmへ+13cm(+133%)、 茎数の平均が20本から35本(+175%)と大きく成長したようです。 草丈はあまり伸びない方が、実が付いてから倒れにくいので歓迎すべきことです。 稲刈り時に倒れると様々な問題も発生するからです。 茎数は、一本に100粒近くの米粒が実るので適度に増えてくれる事が良いことです。 先月まで遅れていた稲も一気に平年まで戻してきたようです。 お陰で今年の秋も楽しみになってきました。
Ishii (2012年7月13日 21:58)
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7月となり梅雨らしい“じめじめ”とした鬱陶しい日が続いています。 6月は梅雨と云っても雨も少なく朝晩の気温も低く、とても人間にとっては快適な気候でした。 7月となり、やっと梅雨本番という会津です。 この頃は、また田んぼに通う日が多くなっています。 理由は、最近の稲の成長がとても気になるからです。 例年と比べると今年の稲の身長は、「とても短く」なっています。 (昨年と比べると15cm近く違います。) 理由は「6月までの低温のため、丈が伸びなかったため」のようです。 「丈」だけの問題で在ればさほど重要ではありません。 かえって「伸び過ぎ」よりも、倒れないので安心ではあります。 問題は、「茎数」です。 今の時期は、分蘖(ぶんげつ)と云う茎が増える時期です。 田植えの時には3~5本だった茎が、細胞分裂のように数倍になり、収穫期には、30~35前後まで増えて行くことが必要です。 6月27日に数えた時には、平均20本でした。 7月7日に数えたときは、平均28本でした。 明後日の11日にも数える予定です。 果たして何本?になっているのでしょうか? 気になります。
Ishii (2012年7月 9日 23:24)
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遠く九州地方や西日本では「梅雨入り」の報道も聞こえて来ましたが、会津ではこの頃、毎日好天が続いています。 「田植え」作業後の好天続きで、稲の生育も大変順調のようすです。 今日も配達の途中でいつもの水田に立ち寄り、広々とした所で気持ちの良いひとときを、風に吹かれながら過ごします。 「田植え」時には、葉の枚数も4~6葉だった苗も、今では16~20葉にと成長しています。 水田の水に手を入れると、強い日射しに暖められているためか「27~28℃以上」は有りそうです。 そして、その水の中には、多くの水性生物がいます。 一番大きいものは、「おたまじゃくし」次に「アメンボ」のほか、名前の判らない「カゲロウの幼虫」や「甲虫の類」など様々な生き物が、沢山住んでいるようです。 しばらく水の中の様子が面白く、眺めてしまいました。
Ishii (2012年6月 8日 14:29)
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大勢の皆さんと共に、空を見上げた月曜日。 その今週の初めからいつもお邪魔をする「舩田さん」の田んぼも田植え作業を行いました。 ちょっと暑いぐらいの最高の天気の下、3日間に渡り全ての田に田植えを行いました。 田植え機に乗った舩田さんの話によると「今年の“コシヒカリの苗”は伸びが良く、例年よりは少し大きくなった。 “ひとめぼれ”は例年通りかな」とのこと。 また、他にも「今年は用水の量が多く、田に水を入れる事がスムーズでとても良かった!」 この舩田さんの田の用水は、博士山からの伏流水を源流としている川からもたらされるもの。 これは、冬の間に降る「雪の多さ」が今年の用水の量を増やしてくれたようです。 「水」「気温」「日照」など、様々な要素が整い、取り敢えず田植えを行うことが出来、今年の田んぼのスタートとなりました。 今年はどんな米が出来るのか? 秋までの5ヶ月は、また田んぼに通う楽しみができました。
Ishii (2012年5月23日 22:14)
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季節は、いつの間にか「風薫る5月」となっています。
しかし、今年は、”天候不順の年”かな? と、とても心配しています。 理由は、春は大変遅く、いつまでも暖かく成らない日が続いていました。
しかし、そうかと思うと急に”汗ばむ陽気”になったりと、気温の寒暖がとても激しく感じます。
気温激しい変化と同じように、田んぼも大変忙しく姿を変えています。 現在、会津盆地の田んぼでは、「田起こし作業」と「代かき」が急ピッチで行われています。
「田起こし作業」とは、トラクターの後側に、幅2.5m程の長さの田んぼを耕すハローという器具を装着して、田の土を柔らかくします。
「代かき」とは、柔らかくなった田に水を入れて、さらに平らに土を均す作業の事です。 秋から春までの半年の間は、殆どの田は昨年の稲刈り後のままで、刈取られた稲の切り株がのこった状態でした。
その田んぼが、耕され、水を入れられて、水田へと形を変えて行きます。 今日は天気も久しぶりに良かったので、田に出てトラクターにのって作業をされている大勢の生産者の方々の姿を見ることが出来ました。
そんな姿を目にしていると、これから半年の事を考えると、こちらまでワクワクしてきます。 既に田植えを行った田も存在しますが、今週末頃が田植えの最盛期となるようです。
Ishii (2012年5月15日 01:14)
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