ハウス内の苗には田んぼに移る前に試練があります。
それは、「苗踏み」なる試練を定期的に受けなければなりません。
苗箱には通常の農作物より密集して種が蒔かれているので、必然的に密集して生育します。そのため、約1カ月の育苗期間ではどうしても徒長してしまいます。
(徒長とは肥料の過多や光線の不足などが原因で、植物の茎葉が長く間伸びした状態を言います。)
徒長してしまうと苗が軟弱くになってしまうので、そのようにしないために苗踏みローラーを使って苗を倒しストレスを与えます。苗の上から力がかかることで、植物内ではエチレンというホルモンを分泌し、自分の苗を強靭にしようとします。
船田さんでは1週間に1回は苗踏みをしているそうです。
苗踏みローラーは意外と重く、15K以上あると思います。(色彩が優しいので簡単に移動できると思ったら大間違いで、腰をおろして両手を添えてしっかりと持ち上げないといけないくらい重かったです。)
こんな重いローラーの試練を受けた後、雨風にさらされる田に移されるのです。
苗踏みローラーに耐えて強靭になっている苗です。
本日の船田さんの田んぼ。
Ishii (2018年5月12日 07:34)
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