ムシ釜について紹介していきたいと思います。
本日はムシ釜本体の素材についてです。
このムシ釜は珪藻土でできています。(珪藻土は七輪や建材の原材料として有名ですが、最近ではバスマットとしても利用されていますね。)この吸い物椀型に似た形に形成するには、珪藻土を粉砕し混練しており、職人の手で一つ一つ手作りされています。
珪藻土はその性質上、耐火性と断熱性(保温性)があるので、釜の中が炭でかなり加熱していても、外表面は手で触って「温かい」と感じる位です。炊飯に際しては、この断熱性があるおかげで最後の蒸らしの部分が上手くいきます。
本日久しぶりにこのムシ釜で炊飯しました。
炭のおき具合はこの位でした。
内心、火力としては弱いと思ったのですが、食事の時間が迫っていたこともあり強引に羽釜を乗せ炊飯をスタートさせました。
案の定、10分たっても沸騰しなかったので、急遽羽釜を持ってガス台へ移動です。ガスの力を借り、早々に強火で加熱し、沸騰確認後中火で経過観察(蒸気の上がり具合や鍋の中の音を聞きながら)。その後、鍋の中で焼きの音がし始めたのを確認できたので、またムシ釜に戻し蒸らしを10分程度しました。(蒸らしの時間もちょっとカットしました)
その結果、ご飯として食べられないことはないが、美味しくないとの評価をいただきました。
ふっくらしたご飯にはなりませんでしたが、ポイントを押さえれば、コラボ炊飯も可能となります。(火を使った炊飯が上手にできなかった頃はこのような荒技は使えませんでしたが・・・)
明日はムシ釜オンリーで炊きあげたいと思います。
本日の船田さんの田んぼ。
Ishii (2018年4月17日 23:31)
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