先週、「FOOMA2015」と云う東京ビッグサイトでのイベントへ行きました。
毎年この時期に開催されている"食品工業機械展示会"のイベントです。
沢山のメーカーの機械が展示されている他に、同時に色々な分野の講演会が開催されています。今回は、この講演会を一番の目当てとして聴講して来ました。
FOOMA2015の講演会は、様々な食品についてのテーマで、数も多く選択することが大変なのですが、今年は「日本食品保蔵科学会」主催のシンポジウムに参加しました。
このシンポジウムでは,
「食のハラール性とハラール認証の基礎知識」
「冷凍技術を駆使してのおいしいパンの提供」
「生きの良い水産物を提供するための冷凍技術」
「シイタケの機能性食品としての開発」等の講演が行われどれも聞いていて、とても面白い講演内容でした。
食のハラール性とハラール認証の基礎知識」の講演では、恥ずかしながら「食のハラール性」と云う言葉すら知らなかった私でしたが、イスラムの食文化がとても日本文化に近い事を知りました。念のため「ハラール」の意味は、「イスラムの教えに従った方法で処理された食材」との意味の様です。
IS(アイエス)などと云う組織のために、イスラムのイメージが悪くなっていますが、私達の食物となってくれる動物に対し、その命を頂くことに"敬愛の念を忘れない配慮"があることを感じました。
「冷凍技術を駆使してのおいしいパンの提供」の講演では、現代のパンの市場では冷凍保存技術や酵母の開発によって、朝からでも"多種の焼きたてパン"が販売可能な時代に突入している実態などが非常に面白いお話でした。
「生きの良い水産物を提供するための冷凍技術」の講演では、今までは解凍時の再生性が悪い食品でも、冷凍機械技術の進歩から再生性が飛躍的に改善した食品もあり、今後は更なる改良が期待される様です。
「シイタケの機能性食品としての開発」の講演では、「シイタケ」に様々な品種があり、その品種ごとの特徴があり、様々な機能性が有ることの内容のお話がありました。
Ishii (2015年6月22日 16:53)
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