いよいよ、本日は東北地方も梅雨空けとなりました。 先週末の土曜日はとても暑かったのですが、昨日と今日は平年並みに戻り、30℃未満の過ごし易い気温となってくれました。 梅雨空けとなり、また先週末の様な猛暑は勘弁して欲しいものです。
先週は、割と時間が作れたため、田んぼをあちらこちらと見て廻ることが出来ました。 その中でも、"無農薬自然栽培"の生産者「長尾 好章」さんの田んぼも見てくることが出来ました。
長尾さんの"無農薬自然栽培"という栽培は、簡単に云うと、「農薬類の薬剤を一切使わない」ことと「化学肥料は使用せず、最小限の堆肥とボカシ肥料のみ」にて栽培する栽培方法を行っています。
そのため、最大の障害は「雑草との戦い」です。
田1枚ごとに、雑草の種類が違ったり、生え方や様子が違っていたりします。 そのため、田ごとにとても違う印象を受けることができます。 雑草の種類としては「ホタルイ」「オモダカ」などが一番多く、中には「ヒロムシロ」が地下に株を作り、勢力を保っている所も在りました。
勿論、雑草の除草は既に数回行っており、また、雑草が成長しにくい環境になるよう水位を調節するなど、雑草が大きく勢力を伸ばす前に戦っているのですが、どうしても人間側が劣勢に廻ってしまうのだそうです。
しかし、そんな苦労をしてまで農薬を使用しないのは、長尾さんには拘る理由があるためです。 長尾さんは、以前から近くの「博士山の自然ブナ林」を守る活動を続けており、その中で環境に与える影響を最小限にした農業の在り方を探求しているためだそうです。 その為に、肥料を大量に投入し"人為的に大量の収穫を行う農法"では無い路線を求めて、今後も邁進して行くとのことでした。
Ishii (2014年7月28日 22:34)
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