今日は1月10日です。
ここ会津若松市では、400年の歴史をもつ初市「十日市」が開かれていました。
露天や商店の店先で約300店舗以上の出店があり、約15万人の人出が見込まれている様です。
毎年今頃は天候が悪くなるのが恒例で、特にこの初市の日は"荒天"となり、"吹雪や足元はツルツルに凍り"などが当たり前です。
しかし、今年は寒さは厳しいですが、足元が凍っていないため人出も多かったようです。
地元の人はこの初市で、"毎年必ず買う物"がその家ごとに決まっています。
我が家では、「起き上がり小坊師」と「風車」の2点です。
「起き上がり小坊師」は家人の安全を守る為のお守りに、毎年新しい物を買い神棚に1年間供えます。 買う数も決まりが有り、"家族の人数分プラス1個"と決まりがあります。
そして買う時には、"必ず起き上がる物"を確かめながら1個ずつ厳選しながら購入します。
数ある小坊師の中には、造作が均一では無く"起き上がらない不良品"も存在するからです。
1個ずつ転がしながら起きの良い物を探して買うことが通例です。
「風車」も風車が良く回るものを求めます。
「風車」を買う意味は、風車の芯を豆で止めて造作されているため、"マメでクルクルと良く動き回れますよう"という願を込めて神棚に飾ります。
しかし、近年は、芯を止めるための「平たい黒豆」が入手できず、プラスチックの代用品を使うことが主流です。
この「平たい黒豆」は「ガンクイ」と呼ばれる品種の黒豆ですが、最近は栽培される事が殆ど無いようで、入手できません。 10年程前までは結構農家で栽培していたのですが、用途が限定されていて栽培する人が居なくなってしまいました。
Ishii (2014年1月10日 21:32)
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