春になったので、久しぶりにいつもの田んぼに行ってみました。 辺りを見回してみると田んぼの雪もほぼ融け、あんなに沢山あった雪も、融けて見えなくなりました。 自動車から出て吹きさらしの畔道に立つと、風は未だ冷たく指先が凍える様です。 会津盆地を囲む様にそびえる遠くの山々には、白い雪がまだ多く見えます。 畔道から田に踏み込むと、足元の土には雪は融けても水分が十分にあり、"ジュブ、ジュブ"と湿った音をたてます。 足元に残る稲株は、数ヶ月間も雪の下に在ったため、汚れてみすぼらしい姿になり、昨年の夏の頃の濃い緑の頃からは比べようも無い姿です。 一見するとこの風景からは、"生"を感じる事は出来ない程、寂しい風景です。 しかし、今月後半から来月になると、この風景は一変します。 「田起こし」「代かき」と作業が進むにつれ、また"萌え立つような緑の季節"に向かって行きます。 今は、その季節がとても待ち遠しく感じます。
Ishii (2013年4月 5日 16:50)
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