今朝の一番でいつもの田んぼに出掛けた。
今日も稲の指導をして頂くN氏と共に、追肥(田に肥料を追加する事)の時期を計るための生育調査。 いつもの様に、草丈(稲の葉の伸び具合)と茎数(1株から生えている茎の数)を数える。 草丈平均は「75cm」と昨年の同時期と比べても「10cm」も短く理想的な状態。 茎数も「30株」と、これも昨年の同時期と比べても平均4株も多く、豊作が期待できる。 その次に「葉色(ようしょく)」を測定する。 この「葉色」とは、現在の稲の栄養状態が「葉色」に現れてくるため、色の濃さで「肥料が足りているか?」が判断できる。 最後に稲の「幼穂(ようすい)」の長さを測定する。 この「幼穂」とは、今後成長してくる「稲穂」になる部分のこと。 この長さを測定することで、今後何日間で出穂するかが判断できる。 また、併せて「肥料の追肥がどの程度必要か?」を推測する大きな手掛かりとなる。 測定の結果、現在大変に理想的な生育状況にあり、今、追肥の適期であることが判った。 現在では、稲という植物の「成長のプロセス」が解明されているため、温度などの外的条件や生育状態の観察をすることで、非常に正しく状態を推測出来る。 少しずつ、そういう「理屈」が判って来ると、稲の観察が非常に面白い。 秋の収穫は、今後の天候にも大きく左右されるが現在のところ、大変良い出来になるかもしれない。 中央のカッターの刃の部分に、長さ2cm弱の「幼穂」が見える。
Ishii (2012年7月25日 18:14)
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