これは、何でしょうか? 会津の歴史のある食料店では、天井から”ぶらぶら”とぶら下げられています。 こたえ、「玉麩」というものです。 ▽豆麩 (志ら玉麩)
会津の郷土料理「こずゆ」に無くてはならない、丸い形の焼き麩。 麩自体は、各地に様々な形の麩があるが、パチンコ玉大の大きさの丸い麩で、つゆに入れた際に食感がよい。 会津の郷土料理の筆頭である「こずゆ」がある限り、豆麩は欠くことは出来ない。 乾燥した場所におけば長期保存が可能なので、店舗では天井からブラブラとぶら下げられて売られている。 ついでに ▽こづゆ 正月や祝い事の時に作るもっともポピュラーな郷土料理。 すまし汁の一種。 江戸時代から会津藩の武家料理や庶民のごちそうとして広まり、現在は正月や祝い事などの冠婚葬祭で、必ず作られる。
(最近では中学校の調理実習の献立にもなっている。) 内陸の料理であるだけに食材の全てが保存食を使用する。 乾燥貝柱、干し椎茸でダシを取り、人参、里芋、糸コン(一般的に「シラタキ」と云う)、キクラゲ、麩等を入れ醤油と酒で味を調える。具材は各家庭によって若干違うが、具の合計が奇数になるように作る。 また、似たようなレシピで作られる「ざくざく」もあり、昆布・ダイコン・ゴボウなどが加わり、だしにも煮干しなどが加わる点が異なる。
Ishii (2012年6月18日 20:32)
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