これは、何でしょうか? 会津の歴史のある食料店では、天井から”ぶらぶら”とぶら下げられています。 こたえ、「玉麩」というものです。 ▽豆麩 (志ら玉麩)
会津の郷土料理「こずゆ」に無くてはならない、丸い形の焼き麩。 麩自体は、各地に様々な形の麩があるが、パチンコ玉大の大きさの丸い麩で、つゆに入れた際に食感がよい。 会津の郷土料理の筆頭である「こずゆ」がある限り、豆麩は欠くことは出来ない。 乾燥した場所におけば長期保存が可能なので、店舗では天井からブラブラとぶら下げられて売られている。 ついでに ▽こづゆ 正月や祝い事の時に作るもっともポピュラーな郷土料理。 すまし汁の一種。 江戸時代から会津藩の武家料理や庶民のごちそうとして広まり、現在は正月や祝い事などの冠婚葬祭で、必ず作られる。
(最近では中学校の調理実習の献立にもなっている。) 内陸の料理であるだけに食材の全てが保存食を使用する。 乾燥貝柱、干し椎茸でダシを取り、人参、里芋、糸コン(一般的に「シラタキ」と云う)、キクラゲ、麩等を入れ醤油と酒で味を調える。具材は各家庭によって若干違うが、具の合計が奇数になるように作る。 また、似たようなレシピで作られる「ざくざく」もあり、昆布・ダイコン・ゴボウなどが加わり、だしにも煮干しなどが加わる点が異なる。
Ishii (2012年6月18日 20:32)
| コメント(0)
| トラックバック(0)
遠く九州地方や西日本では「梅雨入り」の報道も聞こえて来ましたが、会津ではこの頃、毎日好天が続いています。 「田植え」作業後の好天続きで、稲の生育も大変順調のようすです。 今日も配達の途中でいつもの水田に立ち寄り、広々とした所で気持ちの良いひとときを、風に吹かれながら過ごします。 「田植え」時には、葉の枚数も4~6葉だった苗も、今では16~20葉にと成長しています。 水田の水に手を入れると、強い日射しに暖められているためか「27~28℃以上」は有りそうです。 そして、その水の中には、多くの水性生物がいます。 一番大きいものは、「おたまじゃくし」次に「アメンボ」のほか、名前の判らない「カゲロウの幼虫」や「甲虫の類」など様々な生き物が、沢山住んでいるようです。 しばらく水の中の様子が面白く、眺めてしまいました。
Ishii (2012年6月 8日 14:29)
| コメント(0)
| トラックバック(0)
「きなこ」は、一般的には「黄粉」とかかれた、丸大豆を粉砕して黄色い粉状になった品と、青色の着色加工を行った、「青黄粉」が知られています。 会津には、「キナコ豆」と呼ばれる豆が存在します。 外見は小粒で、濃い青色の豆であり、製粉加工をしても青い色素が消えず、青い色の粉に仕上がります。 普通の青大豆で同じように加工を行っても、青い色が薄くなってしまい、青い粉にはならず、青きなこにはなりません。 実はこの青きな粉にも欠点があります。 この青い色素は“日光に大変弱く”、そのまま放置すると一日で色が変わって灰色になってしまいます。 そのため、保管場所は、冷蔵庫での保管が必要です。 きな粉の作り方は、選別したキナコ豆を厚い鉄板(厚さ3cm)の専用鍋にて炒ります。 その煎り方がとても難しい! 遠赤外線を使い中心まで加熱する必要があるため、鉄板の厚さが重要です。 表面は焦げると風味が変わるため、表面を焦がさない様に中心まで加熱する必要があります。 加熱が弱いと“豆の生臭さ”が残っていてはNGです。 炒りながら食べながら、最適な炒り加減を調節します。 その後臼形製粉機で加工しながら、絹篩で篩いながら仕上げます。 行程に手間がかかり作業が大変です。 高速粉砕器を使うと作業が早いのですが、色素も無くなり、色が冴えません。 この様に丹精こめた“本物の青きなこ”を作る事ができる人も年々減っており、今後何年間この製品を食べる事ができるのか? と心配になってしまいます。 この青きな粉は、主に正月に「きなこ餅」や6月頃「ひし巻」などに使います。
Ishii (2012年6月 7日 14:05)
| コメント(0)
| トラックバック(0)
今日は「電子レンジでの炊飯」をしてみました。 通常は、炊飯器での炊飯が一番多い事だとおもいます。 他にも、「土鍋炊飯」や「ガス炊飯」など、炊飯器以外でも炊飯は可能です。 「電子レンジ」でも炊飯が可能なことは、おそらく皆さんもご存知とは思いますが、あまり一般的でないのも事実ですよね。 「電子レンジ」の一番の利点は、内部まで短時間で加熱出来るということ。 その為「炊飯」も短時間で行えます。 (しかし、容器の問題がありますが・・耐熱密閉の容器が有ればOK) 炊き方は、「始めは強火で沸騰後2分程度まで加熱、その後は弱火で少し長め」の基本パターンは変わりません。 まず、洗米して十分水に浸漬した米(1合)を耐熱容器に入れ、水を180cc入れたものを準備しました。 始めに800wで5分間加熱しました。 約2分半で、内部では沸騰状態となりました。 沸騰状態となると密閉容器ではないため、蒸気と噴きこぼれが多く、「お米の美味しい汁」が噴きこぼれて蒸発してしまう事が、「勿体ない」所です。 その後は、300wに出力を変更してから、更に5分の加熱。 最後に「蒸らし」を行って終了です。 いよいよ試食をしてみると、やや硬めのご飯となってしまいました。
やはり、蒸発したり噴きこぼれた水分が、随分と多かったようです。 次回への反省点としては、火力を下げて再加熱の時に、熱湯を少し足してから、加熱すれば良かったのかなと思います。
Ishii (2012年6月 2日 17:47)
| コメント(0)
| トラックバック(0)
前の5件
1
2
|
最近のコメント