大震災の影響も在るかもしれませんが、「サバメシ」と云う単語を聞く機会が増えてきたようですね。 「サバメシ」=「サバイバルのめし炊き」とでも訳するのでしょうか。 要するに“なべを使わない、非常時の調理法”と云うことです。 ここ数ヶ月間、当店のHPを改装作業に邁進中なのですが、「アウトドアの炊飯」の項目で「空き缶を使った炊飯」の項を書きかけでした。そこで実際に「空き缶を使った炊飯」を体験してみることにしました。 1.準備 350ml空き缶1個の蓋を切り外し中を洗い、研いだ米150g、水180ccを入れます。 350ml缶では量的にギリギリなので、少し少なめでも良いかな。 (500mlの缶を使うと細長い為食べ辛いため) アルミホイルでフタをします。 「かまど」として空き缶をもう1個使います。 側面に適当に穴を開けます。 燃料は「牛乳紙パック」が一般的なのですが、「ロウソクでも可能だ!」との情報も聞いたため、今回は「ロウソク」では如何?なものかと、挑戦してみました。 2.炊飯 米を入れた缶を、かまど用の空き缶を乗せて、ロウソクに点火します。 細いロウソク1本ではやはり火力が足りず「沸騰」まで行かないので、ロウソクを3本に変更して再挑戦。 しばらくはロウソク3本で水温の上昇はするが、中々水温が沸騰するようには成りません。
火力UPを色々と工夫はしてみましたが、やはり芯が細く火力が上がらないのでここで断念。 やはり「紙パック」に切り替えて炊飯を継続することにしました。 少量の紙パックの投入で、缶の下に溜まっていたロウソクの溶け残りも燃え始め、先程とは一転、あっと云う間に沸騰してしまいました。
沸騰するとアルミ蓋が浮き上がるようになってきたため、石の重石を乗せて対応。 沸騰後2~3分経過後に、弱火に火力を調節し、弱火で10分程度加熱したら、次第に底部が焦げて来るので、「焦げる匂い」が始まる。 頃合いを見計らい「かまど」から降ろし、蒸らして炊飯終了。 結果としては、底の部分が少し焦げましたが、90%は良好なご飯として食べる事ができました。 少しだけ焦げがあり、焚き火で炊いた時と同じ、「お焦げの香り」のする美味しいごはんを食べることが出来ました。
Ishii (2012年5月30日 17:30)
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