今日の会津は、この冬初めての積雪の朝となり、道路も真冬並に凍結路となりました。
最高気温も1℃と真冬日寸前の寒さでした。
冬も未だ始まったばかりで、身体も寒さに慣れぬため、一段と寒さを感じました。 季節が冬となり、食べ物も冬の食物になってきました。
当店でも昨年から販売している「酒粕漬け」がやっと入荷してきました。 「酒粕漬け」は当社とお付き合いのある阿部商店さんから入荷しました。
入荷の際に阿部商店の社長さんから、「粕漬け」の苦労話も一緒に仕入ました。 暑い夏の盛りに、収穫された野菜を、塩漬けすることから作業は始まります。 細かな泥を落とし、綺麗に洗った野菜を並べたっぷりと塩漬けします。
数ヶ月塩に漬けた後、真水に浸けて一度塩抜き作業をします。
どの程度の時間水に浸けて塩を抜くか? 味を見ながらの作業、この塩抜き加減が出来上がりの味に大きく影響します。 次に酒粕に漬けますが、暫くすると野菜から水分が出て、酒粕が痛みますので、一度痛んだ酒粕から取り出し、真新しい酒粕に綺麗に漬け直しをします。
季節はしだいに秋から冬へと変わります。 何度も漬け直しをする事で美味しい酒粕漬けが出来上がります。
しかし、酒粕は既に冷たく、作業をする手は"かじかんで"中々作業は捗らないそうです。
冷たくなった手を井戸水で"温めながら"の作業です。 「きゅうりの色を見て下さい。 この様に青色が鮮やかに出るところが、難しいのです!」
社長の力説の弁です。 師走となり半年掛かって漬け込んだ品が完成とのことです。
しかし、今年は残念なことがありました。 震災の影響で「白瓜」の栽培が出来ず、残念ながら今年は入荷が無いそうです。
「白瓜」が好きな私としては大変残念なのですが、仕方有りません。 "手塩にかけた"とは当にこの事 この粕漬けは500g 1000円にて販売開始です。
(500gの目安 大凡 きゅうり3~5本、茄子4個、みょうが4~5個)
Ishii (2011年12月17日 22:10)
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