11月となり、新米の入荷もやっと一段落となってきました。
田んぼは、稲刈りもすっかり終わり、稲の切り株だけが残っている状態です。 先週末には不覚にも今までの溜まった疲れのせいか、風邪で寝込んでしまいました。
やはりその訳には“一段落した”という気の緩みが有ったと云うことでしょうね。 この時期に毎年しなければ成らない作業が有ります。
それは、「お米のコンテストへの出品」の作業です。
(忙しい時に実は本当に大変なんです!)
出品にあたり、肥料や農薬などの栽培の詳細情報なども細かく報告する必要があったりします。 現在、全国規模の「お米のコンテスト」は3~4件有ります。
「お米のコンテスト」とは全国様々な所から出品されるお米を、一堂に交いして食味の優劣にて順位をつけると云うものです。 一番古いコンテストは、今年で13回目となる「米・食味分析鑑定コンクール」というコンテストが有ります。 また、静岡県が主催するものや、山形県庄内町で主催するものなど様々あります。 審査はどの様に行うのかと云うと、数百件~千件以上の出品の品を全てご飯にして、審査するわけにも行かず、一次・二次審査では食味計や味度計等(成分を数値化する機械)の検査機器を使って予選を行います。 ある程度の数に絞ってからは、実際に炊飯して優劣を決します。 コンテストの中には、予選から実際に一般の方々に協力を依頼し、一世帯辺り5品を送付し、5品の中で点数を付けて貰い、集計することで予選を行うコンテストなども有ります。 当店のお米も以前は全国の中で最高位の栄誉を獲得したことも有りましたが、残念ながら最近は出品数の増加から、“入賞止まり”で中々最高位という訳には行かないようです。 しかし、今年のお米は大変品質が良く出来ましたので、是非良い成績を残してくれる事を期待して“念”を込めながら出品用のお米を準備しています。 (でも、出来の良いのは、何所の産地も同じことでしょうけどね!)
Ishii (2011年11月 9日 21:48)
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