11月半ばとなり、お米の仕入れもすっかり終了し、気がつけば豆類の季節となってきました。 色豆は種類も時期も様々です。 まず一番早く出回るのは、「金時豆」です。
赤く、皮が薄くて食べ易く、煮えも簡単で早く、とても人気があります。 ところが、今年は残念ながら、収穫時期に台風の雨にやられてしまい、新豆の入荷が未だ未定です。
収穫間際の所を大雨が襲い、色が悪く、粒が小さく、大被害となったそうです。
そのため、当店では未だ22年産を販売中です。 現在は「十勝小豆」「大粒小豆」「北海道黒豆」の新穀が入荷しています。
来週には「北海道紫花豆」「北海道白花豆」が入荷予定です。 また、会津産「平床豆(青豆)」が少しずつ入荷中です。
この「平床豆」という青豆は、会津地域と新潟地域だけで昔から栽培されてきた種で、色は薄いのですが、脂肪分が多く味がよい事が特徴です。 しかし、栽培が難しく多収品種ではないため、量が中々集まらず、供給が追いつかないのが現状です。 この豆の煮方と味付けの仕方に、この地方独特の伝統技法があります。
詳細は当店のHPの中の「豆知識」>「青豆の煮方」を参考にしてください。 また、この商品は機械で選別が出来ないため、全て手作業での選別となります。 丸い形状の青豆ですと転がり具合でロール選別が可能ですが、この豆は、名前の通り“平たい”豆なので、傾斜と回転を利用したロール選別が出来ません。 そのため、この画像のように、「四角いふるい」の上に豆を置いて、手で異形物を除去しなければ成りません。
この作業も、結構”肩こり”の大敵なのですよ。
Ishii (2011年11月18日 20:32)
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