この2週間ばかり苦悶しています。 私の心の中を聞いて下さい。 何故、苦悶しているのか?というと、仕入れたお米が高値だからです。
そこで、販売価格を改定しなければならないのですが・・・・ 当店では、通常約1年分の仕入を秋の新米時期に行い、低温倉庫等に保管して少しづつ販売しているスタイルです。その為、生産者をある程度特定して販売出来ていました。 しかし、今年は大震災などの影響か、在庫していた予定数量を消化してしまい、このままでは今月中に売り切れとなってしまう状態でしたので、会津産米を新たに購入することとなりました。 が、大震災と原発問題で中々購入できず、やっと見つけた品は、とても高価な品となってしまいました。 "相場"という考え方は、米穀業界では一般的な考え方ですが、私はあまり好きではありませんでした。 時期や需要で価格が変わるシステムは、世の中には必要で仕方の無い事ですが、好きではありません。 職人が作る品には、その品の"価値"はある程度"固定的"であることが正しいと思っています。 腕の良い生産者の方が創った美味しいお米は、ある程度の「固定的な価値」を見いだしてあげる必要があると感じています。 そうでなければ、自信をもって「美味しいお米」を創る人がいなくなってしまいます。 当店のお米の価格は、秋の収穫時に仕入れた商品の価格に基づき、年に一度だけ価格改定をしてきました。そのポリシーが守れそうにない事が、とても腹立たしい思いです。
過去にも仕入価格が高くなった事も有りましたが、今回はとても企業努力で吸収できる範囲を遙かに超えてしまいました。 あーーっ! 頭がいたい・・・
Ishii (2011年7月13日 21:14)
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