昨日の休日は震災発生以来ずっと気になっていた「津波被害地のボランティア作業」に参加してきました。 会津を午前4時半に出発し、途中福島市から合流したの仲間と合計5名で南相馬市の鹿島区のボランティアセンターへ向かいました。
到着したボランティアセンターでは、受付を済ませた後、作業に必要な身支度をしてオリエンテーションを受けます。その後「マッチング」と呼ばれる"依頼内容とボランティア応募者との擦り合わせ"を行い、派遣先が決まります。
昨日は約60名程の方々がこのボランティアセンターに集合されました。 私達5名は、郡山市から参加された方々(青年4名)の計9名で、依頼先へ向かう事と成りました。 依頼者からの作業内容に合わせて、一輪車やスコップ、バールなどを積み込み、目的地までの地図をもらい出発します。
10分程で依頼者のお宅へ到着しました。海岸線より少し奥まった岡の上のお宅は、母屋は幸いにも床下浸水のみでしたが、少し低い所に建っていた「離れ」が床上浸水したため、この「離れ」を片付ける事が依頼事項でした。 手始めに海水被ったを畳を外し、床板などをハンマーやバールで外してから、既に乾いていた残土や瓦礫を屋外へ撤去して行きます。
男9人で、しかも自主的に参加した人達ですから、作業に取り組む意欲十分なので、作業はみるみる進みます。
水が引いて残土が乾いていたお陰も有りましたが、数時間もしない内に室内の作業は完了し、外した「畳」や「木材」等を廃棄するためにトラックへ積み込み、廃棄場へと出発しました。 てきぱきと作業が完了し、依頼者の方より見送りを頂き、ボランティアセンターへと帰って来ました。
作業終了後、センターの方に伺ったところ、
「この鹿島区では土砂撤去などの依頼内容は終了しつつあり、今後は高齢者の仮設住宅への入所手伝い等の依頼内容が多くなるでしょう。しかし、隣の原町区周辺ではまだまだ、土砂撤去などの依頼が予想される」との事でした。
また、「ボランティアに参加される場合は、事前に連絡を入れた方が良いですね。」とのアドバイスでした。 県外からも大変多くの方々が、わざわざ遠方までお越し頂けて、福島県民としては大変頭が下がる想いがしました。
しかし、一方では、依頼内容に人数や日時をマッチングさせる事が難しく、依頼者と支援者の両方のニーズを調整する事が、簡単な事のようで難しいのかもしれませんね。
とても充実した一日だったので、今後もまた参加したいと思います。 作業自体を写真に撮ることは控えたため、昼食を取る休憩時の風景です。
Ishii (2011年5月17日 10:34)
| コメント(0)
| トラックバック(0)
|
コメントする