当店では昨年秋に収穫されたお米が、当店の倉庫の中に保管されています。
倉庫の中では、フォークリフトを使ってお米を積み重ねています。
フォークリフトは1.5t(1500kg)を持ち上げることが出来る程の大きさで、フォークリフトの中では小~中型というところのサイズでしょうか。 お米は木製のパレットと呼ばれる台に乗せますが、この1つのパレット(台)に、1袋(30k)のお米を約50個積み重ね、移動したり積み重ねたりして倉庫の中に保管しています。 倉庫自体の広さ(収納能力)に余裕がある程、フォークリフトの取り回しに余裕スペースがあるのですが、残念ながらあまり余裕スペースがないため、積み重ねるお米のパレット同士の間隔が前後左右ギリギリで、余裕の無い配置で積み重ねてゆくことになります。 秋の一番収容量の多い時期には、上下や左右の間隔は数センチ単位で、無理矢理積み重ねることもしばしば在ります。
しかし、今の時期には在庫も少しずつ減って来るため、倉庫内にも余裕スペースが徐々に広がってきます。 毎日作業していると、たまには失敗をして米袋を破ってしまう事もあります。
パレット(台)は木製で硬く、米袋は紙ですのでパレットの角などで、米袋を引っかけて破ってしまうのです。 今日も作業をしていると、ミスをして高い位置に置いてある米袋を破いてしましました。 “バリッ”と嫌な音がして「しまった!」と思った瞬間に、破けた袋から米が滝の様に落ちて行きます。
慌ててフォークリフトを降りて、溢れた米袋を押さえようと手を伸ばすのですが、破けた場所が手が届かぬ高さで中々手が届きません。
やっとのことで米袋を押さえ破けた紙袋へガムテープを貼り、米が落ちるのを食い止めます。 この間「ライスシャワー」を浴びる訳ですが、上を向いて手を伸ばすので、落ちる米粒が襟や服の隙間から、背中や腹へ米が入ってしまいます。米粒は冷たいので背中や胸に入るとヘンな感じです。
口の中にも“一粒”飛び込んで来ました。 一粒なのでそのまま、歯で咬んでみました。 「ん? おいしい。」
破れた米袋をみると、当店の一押しの生産者「舩田さん」の米袋でした。納得です。
美味しいご飯になる米は、生の米でも美味しいです。
Ishii (2011年4月 2日 22:22)
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