今日から3月ですね。
会津は2月下旬位から目に見えて雪が消えてきました。
そんな中、今日は福島県内の県立高等学校の卒業式がありました。みんな元気に羽ばたいていって欲しいものです。

ここまで書くと今日のお題は卒業式になりそうですが、そうではなく、今日のお題は『会津米「特Ａ」』についてです。
先月のことですが、また今年も会津産米が「特A」と発表になりました。

日本穀物検定協会が昭和46年から毎年、全国の１２０～１３０産地銘柄米（平成22年度産は１１７産地でした）の試食を行い、その結果を食味ランキングとして取りまとめ、発表しています。
食味試験のランクは「特A」「A」「A’」「B」「B’」の５ランクに分類されていて、複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較しておおむね同等のものを「Ａ’」、基準米よりも特に良好なものを「特Ａ」、良好なものを「Ａ」、やや劣るものを「Ｂ」、劣るものを「Ｂ’」として評価をしています。

その結果、今回も２０産地品種が最上位の「特A」と評価され、『会津産こしひかり』は昨年同様に「特A」と評価されました。また、『会津産ひとめぼれ』も昨年に引き続き「特A」になりました。

実際に試食とは、誰が？どの様に？行っているのでしょうか。
以前、日本穀物検定協会の方に直接お会いした際に聞いた話では、
検定協会には、２０～30名の専門のテスター（鑑定士）が在籍しているそうです。
試食は、毎日午前中の決まった時間から開始され、全員が同じ条件で行われます。

試食方法は、基準となる米（毎回同じ1品）と試食対象となる米３品との比較方式で行われます。
基準米に対して、香り、粘り、見た目、味などを比較して優劣を付けて判別し、全員のデータを総合して決定されます。
毎日3品づつしか試食出来ないので、１２０～１３０品を試食するにも数ヶ月を必要とします。

この様な方法で試食され昨年秋に収穫されたお米の評価が、やっと春頃になって評価が発表できるようです。

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