相生(あいおい)という言葉を知っていますか? 先日、「ご結婚の内祝い返し」にお米をお送りしたい、とのご注文をいただきました。 今までは、普通に"のし"を付けてお贈りしていたのですが、今回はすこし今までとは違う形にしてみました。 まず、本物の「紅白の水引」を使うこととしました。
そこで結び方について色々と調べてみますと、祝い返しに最適な結びは「あわび結び(別名 淡路結び、相生結び)」という結びが良いとのこと。 祝い事は"一度結んだら後は結びが解けない"様にと「結び切り」の結びが良いとのことでした。 今回は、"祝い返し"との事なので、結びも「あわび返し結び」となり、端が下側に戻る結びです。
実際に結んでみると、始めは中々難しい作業だったのですが、だんだん慣れてきて、最後には5分以内で完成出来るようになりました。
紙も和紙を使い、少し上品にしてみました。 .
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相生の意味は、辞書には
【一つの根本から二つの幹に分かれて伸びること、また、二本の幹が途中でひとつになること。 このことから夫婦が共に長生きすること。】
ご結婚をされたお二人には最適な言葉と想い、書き入れさせて頂きました。 実は、この言葉を知ったのは、「恋いする日本語」というNHKの深夜番組でした。
日本語の中から情緒あふれる様々な単語を紹介してくれる番組です。 色々と試行錯誤の結果、ご依頼いただいたお客様には、大変喜んで頂けたようで、安堵しています。
Ishii (2011年2月19日 19:31)
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いつもお世話になります。並びに先日は本当にありがとうございました。送った方々にとても喜ばれてとても感謝されました。送った人たち一人ひとりに石井様からお教えいただいたこの意味を説明して水引は手作りなので、と説明をしたら送った方々が皆、大事に取っておきますから、と言ってくれました。本当に石井商店さんにお願いして良かったです。こんなに感謝されて有り難味があると言われると二重の嬉しさがありました。今後も末永いお付き合いの程よろしくお願い致します。
川崎市のN様。大変嬉しいコメントを頂き有難うございます。お求め頂いた品が皆様に喜んで頂けた事が何より嬉しく思います。 ご結婚は人生の一大事、その節目の一つに関わる事が出来たこともとても嬉しいです。この様なコメントは、仕事をしていて本当に良かったと思える瞬間です。こちらこそ有難うございました。