昨日は「真冬の会津」から、「暖かい東京」への出張でした。
早朝に発車した高速バスは、車体が古かった為か?車内ヒーターが入っていたにもかかわらず寒く、関東に近づくにつれて、車内の温度が少しづつ上がる気がしました。
約4時間後、東京駅の八重洲口に到着すると、冬の季節はどこにも感じることは出来ませんでした。 上京の目的は精米機械の製品発表会に参加することでした。
精米機械の中にも色々な機械があるのですが、「色彩選別機」と云う機械の新製品発表会です。 「色彩選別機」と云う機械は、お米を“一粒ずつ光を当て”て判別し、異物や着色した米粒などを除去する機械です。 残念ながら現代のお米屋には必需品となっています。 光学機器の為、日進月歩で技術革新が進んでおり、約10年程前に購入した当社の機械は、すこし旧型となってしまったようです。 この新型「色彩選別機」が目的でした。
製品発表会が終了した後、また高速バスで帰途に就きます。バスは東京八重洲口を発車後、神田橋から首都高5号線を走ります。 首都高は夕方のラッシュでバスは“のそのそ”と進みます。 車窓から眺めていると退社時間の迫ったオフィスビルの中が良く見えます。
何百、何千ものオフィスの部屋が次から次へと一瞬だけ垣間見え、まるで、“天使にでもなり、地上の人々の暮らしを眺めている”ような錯覚に陥ります。
まるで昔の映画「ベルリン天使の詩」の冒頭部を思いだしました。 満月の月の光と“クリスマスイルミネーション”のような街の明かりのある、春のような暖かい都会を離れ、やがてバスは東北道をひた走り、道路がスケートリンクの様に“ツルツル”の真冬の寒い街に向かって走り続けました。
Ishii (2011年1月21日 21:21)
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