今日も各地で大雨による被害のニュースが、盛んに報道されていますね。
なにぶん遠隔地のこととて、間接的にテレビや新聞を通してしか様子が分からず、家族共々心を痛めております。
豪雨被害に遭われている皆様は、不安な毎日を過ごされていることと思いますし、また、家族がそちらにお住まいになられている方もご心配な事と存じます。 このジメジメと蒸し暑い日には、米屋にとって大敵な「虫」達の大好きな気候でもあります。
お米を冷蔵庫に保管しておられる方は、ご心配いりませんが、特に『米びつ』にお米を保管していらっしゃる方はどうぞお気を付け下さい。 お米に付く主な虫は、二種類います。 まず、「ノシメマダラメイガ」(家庭内に居る小さな蛾)
特徴は、白いニョロニョロのとした幼虫で、成長するに従ってに糸を出して巣を作り、さなぎとなりやがて成虫となります。生まれてから次世代の卵を産むまで約3~4週間の早業で成長します。
対策としては、成虫を寄せ付けない様になるべく密閉する。 次に「コクゾウムシ」
コクゾウムシの特徴は、足が6本で極小のカブトムシのような黒い殻を持つ虫。
コクゾウムシは頭が良く、卵を米粒の中に穴を掘り産卵します。つまり子どもが生まれる時には、周りは食べ物だらけの状態です。
因みにゾウムシの仲間で「小豆」に付く『アズキゾウムシ』は、コクゾウムシと同じように、小豆に穴を空け産卵後、粘液を出して穴を塞ぐという程、頭が良い虫です。
孵化に適した環境に置かれると粒の中から、活動開始という訳です。 成虫となり米粒から出てくるコクゾウムシ
これらの虫が付かぬよう、”箱入り”にて管理していただけるのなら、冷蔵庫が一番の箱です。が、
米びつをお使いであれば、こまめに清掃をお願いします。
当店の使用している「ランダーパック」袋であれば袋のまま保管して下さい。効果があります! どちらも虫が付いてしまった場合の対処法は、「良く研ぐ」ことです。
殆どの場合は問題なく食べることが出来ます。 他の方法は再度、精米機にて精米をすることが一番です。その際には、圧力を“弱く”してお米が割れない様にします。
しかし、最良の方法は、「美味しい内に早く食べる!」に尽きます、ね!
Ishii (2010年7月16日 21:04)
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