鶴ヶ城の大改修では外観も変わる予定です。
城の形が変わる訳では無いのですが、屋根瓦の色が変わるそうです。
現在の鶴ヶ城は昭和40年に再建されましたが、その時から屋根瓦は青瓦が使われておりました。今回の改修では、近郷の会津美里町で造られる赤瓦になる予定です。 完成イメージ図です。
実は当店にも少し関係が在ります。 戊申戦争の後、若松市内の商人は、会津藩に多くの商品を貸し付けて(商品代金として)おりました。 が、戦争に負けて代金の回収は出来なくなってしまいました。そこで仕方なく当時は貴重品であった「屋根瓦」を代金の替わりにと貰ってきたようです。
我が家でも、塩を会津藩に納品していたようですが、代金の回収の替わりにと、屋根瓦を数百枚程、百数十年間にわたり預かっておりました。 現在我が家に少しだけ残っている、本物の鶴ヶ城の瓦です。 今の瓦とは形が違い、平瓦とかまぼこ型の2つで1セットです。
15年程前、我が家の瓦を保管していた蔵を改装する際に、預かっていたその瓦を会津若松市に寄付することになり、市の担当者は「いつかは城の改修に使わせていただきます。」との返答でした。
今回いよいよ、その改修が実現することとなり我が家の瓦もお役に立つ時がきたようです。 また、一般の方にも広く募金を呼びかけており、一口2000円の募金で、吹き替える瓦に名入れが出来る様ですので、折角の機会ですので鶴ヶ城の瓦に名を残してみては如何でしょうか?。詳しくは会津若松市HPへ。
Ishii (2010年6月14日 13:24)
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