地方にはその土地の言葉があって、会津には会津弁があります。
私はとても嫌な事があって以来、会津弁を封印しました。 この赤べこは、子供が絵付けをしたものです。
私がまだ高校生だった頃の話です。
友達と部活の帰り道の出来事でした。 電車通学だった私は、駅に行くために次の信号機を左に曲がりたかったので、
「次の信号機を左にむじろうね!」と言いました。
友達は「???」と目を点にしました。 そうです、友達は「むじる」を知らなかったのです。同じ会津生まれ、会津育ちの同級生が・・・。
「“むじる”って何」と聞いてきた友達にその意味を説明したら、笑われてしまいました。
標準語と思って使っていた言葉は、実は”会津弁”だったのでした。
当時の私は笑われた事がとても恥ずかしく、屈辱的だったのでしょうね、これをきっかけに会津弁を完全封印しようと思いました。 今だったら「あははは~」と笑いとばせるんですけど、当時は若かったのですね。 心に誓ったその日から会津弁を封印したので、子育ての時期においても、子供には標準語で話しかけました。
言葉は親の影響が絶大ですからね。出来るだけ子供には標準語で話して欲しくて。
しかし、ここで大きな落とし穴がありました。
それは、昨日紹介した母でした。 この続きは、明日書きたいと思います。
ちなみに「むじる」とは「曲がる」の意味です。
Ishii (2010年6月 2日 17:26)
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