昨日、雨空ではありましたが会津若松から只見町、南会津町と配達に出かけました。 只見町までは、約2時間程の道程ですが「只見川」を遡るように常に河に添って進んで行きます。
途中から雨脚も弱くなり川面に霧が立ち上り、幻想的な景色を見ながら進んで行きます。
雨も止み視界が良くなってくると、少しづつ山々の美しい景色が目に飛び込んでくるようになります。 山々の木々の緑は、木の種類によって芽吹きの時期が違うため、また萌え始めた若葉の薄い緑色のために、緑一色ではない、なんとも清々しい景観となって目を奪われます。 「遅咲きの山桜」や「若葉から紅葉しているもみじ(かえで?)」が緑の中に色を添えます。 秋の紅葉とは一味ちがう山の賑わいのようです。
しかしあと数週の内には、色の濃い「激しい若葉」となり、このように木々の違いも判りづらくなってしまいます。 山あいの人気のない、まだ田植えのされていない(田起こしすらしていない)田には、冬眠から目覚めた「蛙」達が産卵準備のためか大合唱で歌っています。 南向きの日当たりの良い田の土手には、「ラッパ水仙」の花が’あたりせまし’と勢いよく先を争う様に伸びていました。 只見川に流れ込むあちらこちらからの支流全てが、大量の雪解け水のために普段では見れない滝を創り、勢いをつけて流れ込んできます。 豪雪地帯で厳しい冬をようやく終えて、待ちに待った’春’が来たことを、山々の生き物すべてが喜びを表しているような雰囲気でありました。
Ishii (2010年5月21日 21:54)
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