先週、「会津ちまき」という笹で巻いた郷土食を紹介しましたが、これを食べる時に必要な”青きなこ”が有ります。 ちまきの食べ方は、青きなこをまぶして食べます。 きなこと砂糖は同量ぐらいにし、甘めにします。隠し味として、少しの塩を混ぜます。 また、このきなこは、当店の豆を買ってくださる店で手作りで挽いた品です。
豆を厚い釜で煎り、その後粉砕しながら”絹ふるい”で、篩(ふる)いを繰り返し、少しずつ製粉するそうです。 なお、このきなこは、「きなこ豆」を粉にした本物ですので、冷蔵庫へ保管が必要です。
”きなこ豆”という豆は余り馴染みが無いと思いますが青豆の一種で、直径6~8mm程の丸粒で中身が濃い青色の豆です。この豆だけは製粉しても青色が残りますが、普通の青豆では青くなりません。 一般品は、白豆に着色をして、青きなこに作りますので色褪せしませんが、本物は製粉後では色素が光に弱い為すぐに色が褪せてしまいます。 例えば、透明なビニール袋に入れた”青きなこ”を1日テーブルの上に置いて置き、翌日に表と裏の色を比べると明らかに色褪せが判るほどです。 保存には気を遣う”青きなこ”ですが香りや味は、やはり”本物”ですね!
Ishii (2009年6月12日 10:00)
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