田舎には残念ながら新しい映画館が無いので、新宿で最新作「劔岳 点の記」を見てきました。
実写の映像美というPR文を信じて最新の映画館で見たいと思ったからです。 明治時代の実話が原作の本編は、現在の映画としてはストーリーの起伏には物足りないのかも知れませんが、作り手の伝えたい事は確かに心へ伝わる気がしました。「淡々と自分のすべき事とやり通す姿」と言う気持ちが、主人公や登場人物、またこの制作をされたスタッフ方々の総意となり放たれていたような気がします。美しい映像からもそれを感じました。(登山の経験がある方はスクリーンの更に奥の広がりや空気感をイメージ出来るのではないでしょうか)
「何をしたのか?ではなく、何のためにしたのかが大切!」という台詞が、印象的でした。”結果主義”の現在社会へのアンチテーゼと感じました。 最近の映画鑑賞は自宅で見る機会が多かったのですが、この映画の映像は大きなスクリーンで見ることが出来て大変嬉しく思いました。映画館で観る価値の高い大変良い映画だったと思います。
月曜日だったせいか年配の方が殆どで、驚きました。 出来れば家族全員で再度映画館へ出かけたいと思います。
Ishii (2009年6月23日 23:21)
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